アルトアの「事業デザイン」とは

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こんにちは。広報の谷口です。
先日、ロフトワークさんのイベント「顧客の潜在ニーズを探り、サービスに落し込むー 弥生・オリックスの新サービス「アルトア」に学ぶ、事業デザイン」参加してきました。
このイベントは、ロフトワークとアルトアが取り組んだアルトアの「事業デザイン」について紹介するもの。実際のプロジェクト資料を用いたデザインプロセスの紹介や、トークセッション、ワークショップまである盛りだくさんの内容でした。

アルトアとは
アルトアは弥生とオリックスが設立した会社です。昨年12月に、オンラインレンディングという方法で、事業者向けに少額・短期の融資を提供する「アルトア融資サービス」を開始しました。
融資の申込みから契約まで、基本的にオンラインで完結。融資の手続きのために、書類を用意する必要はなく、保証人や担保も不要なことから、高い利便性を誇ります。
お客さまから、弥生会計のデータをいただき、AIにより解析、与信判断を行います。

当日のアジェンダはこちら
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全てが「聞いてみたい、参加したい!」と思うような超充実の内容ですが、中でも非常に興味深かったのは、「アルトア融資サービス」のサービスコンセプトとコミュニケーション設計のプロセスを紹介した“Case Study”です。
ロフトワークのクリエイティブディレクター、国広さんと青木さん、アルトアの渡邊が登壇しました。

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「アルトア融資サービス」は、オンラインレンディングという新しい融資、インターネットで完結、無担保・保証人不要など、新しい事業融資の価値をお客様に提供することを目指しています。当然、サービスのコンセプトやお客様のコミュニケーションも新たに創造していく必要がありました。
ロフトワークの提案は、潜在顧客からの「声」を収集→統合し、コンセプトを設計することでした。

こちらが全体のプロセスです。

①文脈をとらえたスピーディな仮説設計
デスクトップサーチ(近しいサービスのリサーチと分析)、ライトインタビュー(ターゲット層へのインタビュー、先入観を崩し、共通思考を理解する)

②プロトタイプ検証も含めた、デプスインタビュー設計
インタビューガイドの設計、「価値」「言葉」「画面」のプロトタイプの設計

③ロフトワーク、アルトアでチームによるインタビューとデータの統合
デプスインタビュー(②のインタビューガイドや画像イメージやキャッチコピーが入ったカードをツールに使い、言葉だけでなく、イメージなど、様々な角度からインタビューを行う)インタビュー後参加者全員で、特に気になった「事実」を書きだす。内容を俯瞰で見て事実を再確認し、インサイトを抽出、事業者の思考を図解化する

④ストーリーを踏まえた言語化
ワークショップを行いながら、関係者の意識を合わせ、コンセプトを言語化する。出来たコンセプトを顧客向けに転換、「コンセプト」「サービス基本価値」「ストーリー」「キャッチコピー」などに言語化していく。

最終的に言語化することは、次に続く制作や開発の材料になったり、チーム内の意識やサービスの方向性を合わせる為にも重要だそうです。

このようなプロセスを経て、アウトプットされたクリエイティブがこちらです。
手前味噌で恐縮ですが、「融資」というイメージをポジティブなものにしつつも、決して煽るわけではなく、事業者に寄り添うような身近な雰囲気があります。
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「アルトア融資サービス」トップ画面

「アルトア融資サービス」トップ画面

使い方動画

使い方動画

Case Studyの後、ロフトワーク代表の林千晶氏とアルトア代表の岡本のクロストークが行われました。
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ロフトワークでは、「アルトア融資サービス」で行われた、一連のプロセスを「デザイン思考」と呼んでいるそうで、岡本がG1経営者会議に出席した際、林さんが語った「デザイン思考」に共感し、サービスを一緒に開発するパートナーとしてお願いするに至ったそうです。

マーケティングは、ビジネスの差別化をする為に市場を分析するのに対し、「デザイン思考」は人にこだわること、というお話しが印象的でした。

その後、「デザイン思考」のプロセスを体験できるWork Shopが行われました。学んだばかりの「デザイン思考」を実践できるとあって、参加者の皆さんはとても楽しそう&意欲的。
参加させてもらえば良かったなあ、と後悔しつつ、盛り上がっている会場を後にしました。