日本簿記学会 第34回 関西支部会@甲南大学

岡本さん登壇 イベント・活動

広報の谷口です。
5月19日土曜日、日本簿記学会の第34回 関西支部会が兵庫の甲南大学で開催され、弊社社長の岡本が報告者として参加しました。

日本簿記学会とは
簿記学は会計学の部分領域というよりも、その基底的な学問領域である。しかしながら、近年における会計事象の複雑多岐化にもとづく会計学領域の拡大、およびそれに伴う研究活動の急速な進展、さらに、コンピューターによる記帳処理方法の発展にもかかわらず、その基底にある記録計算技術としての簿記に関する研究および教育の現状は、かならずしも十全とはいえない状況にある。
このような現状にてらして、会計および関連諸科学の発展に即応した簿記理論、その教育方法および実務指導等に関する研究組織を早急に確立する必要があると考えられる。ここに、簿記の理論、実務および教育などの振興をはかり、会計学および会計実務の一層の発展に寄与することを目的として、「日本簿記学会」を設立するものである。―日本簿記学会ホームページ 日本簿記学会設立趣旨より

関西支部会という名称ですが、実際は西日本全体をカバーしているとのことで、西日本各地から、大学などで簿記や会計の研究をされている研究者の方々がいらっしゃっていました。ちなみに弥生も簿記学会の賛助会員です。

さて、第34回 関西支部会ですが今回の統一論題のテーマは
「会計ビッグデータがもたらす簿記・会計の未来」

弥生では、グループ企業のアルトア株式会社が、昨年の12月会計ビッグデータを活用した融資サービス、「アルトア融資サービス」を開始しています。
現在形で会計ビッグデータを事業に活用している企業の取り組みを報告してほしいということで、弥生社長とアルトア社長を兼任している岡本に報告者として登壇の依頼をいただきました。

社長の岡本からは、「AIがもたらす簿記・会計の可能性」として以下について報告させていただきました。
①AI技術による簿記・会計業務の生産性向上
簿記・会計業務は、かつては最初から最後まで手で処理する必要があった時代から、会計ソフトの普及による業務工程の後工程部分の自動化を経て、技術の進化、AIの活用による、前工程の自動化も可能になりつつあり証憑の整理、仕訳の入力といった作業が大幅に軽減されるため、大きな生産性向上につながる。
②AI技術による会計データの高付加価値化
会計データをAIで分析することによって、与信の精度と生産性を向上させようという取り組みが始まっている。(アルトア融資サービス)。AIは、監査業務や与信業務と同様に会計データを活用することによって、事業者の現況をより正確に把握すること、さらに、現況を事業者にとってより理解しやすい形で出力することを可能にする。これによって、本来の会計の目的 – すなわち、事業者の事業の現況をタイムリーに把握すること、そして事業を健全に運営し、発展させることに資すること、を果たすことが期待される。

社長の岡本を含めた報告者の先生方の報告の他、、今回のテーマについて討論があり、報告者がそのままパネリストとして参加しました。討論では、部会に参加された研究者の方々から多数の質問があり、活発な議論が交わされていました。

関係者の先生方と記念撮影

関係者の先生方と記念撮影